ドージコインとイーロンマスクの関係は？今後の展望や将来性解説

お遊びで作られたドージコインはイーロンマスク氏の影響を受けて、時価総額２兆円を超える主要な暗号通貨になっています。

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ドージコインについて

ドージコインとは、当時ネットで話題となった『柴犬のカボスちゃん』をモチーフにしたデザインが印象的な、暗号通貨の時価総額2兆4,500億円（暗号通貨市場９位）を誇る人気の暗号通貨です。

名称	ドージコイン
ティッカーシンボル・通貨単位	DOGE
ローンチ時期	2013年12月
コンセンサスアルゴリズム	プルーフ・オブ・ワーク（PoW）
価格*	$0.1229
時価総額ランキング*	9位
公式ホームページ	https://dogecoin.com/

ドージコインは、2013年12月6日にビットコインのプログラミングコードを真似て、より一般的に使いやすいように作られたミームコイン（ジョークコイン）です。

ドージコインの制作者はビリー・マーカス氏とジャクソン・パーマー氏で、2人がドージコインを作った理由は、単に「面白い（funny）から」。制作時間も数時間程度とのこと。

そんなジョークで作られたドージコインは、11年の時を経て時価総額2兆4,500億円まで成長していきました。（2024年7月時点）

ドージコインの特徴

ビットコインを始めとする暗号通貨の多くは、ネットがつながるところであれば世界中の24時間いつでも、どこにいても、国を超えての送金や商品の購入できる事が特徴です。

ビットコインの需要が高まるにつれ、ビットコインの送金や商品購入の決済を際するときの処理スピードの遅さ、決済手数料の高騰が問題となります。

これらの問題点を解決できるように改良されたのが、ドージコインです。

このような利便性や話題性に目をつけて、テスラ、スペースX、Gucciなどのようにショッピング時にドージコイン決済を採用する企業が出てきています。

ドージコインとイーロンマスク氏

イーロンマスク氏の発言で価格上昇

ジョークで作られたドージコインがなぜ暗号通貨業界で時価総額9位（2兆4,500億円）の支持を得ているのか？

イーロンマスク氏はドージコインは2019年にXで「ドージコインは、私のお気に入りの暗号通貨かもしれません。すごいカッコ良い。」と発信しました。これがおそらくドージコインに対する初めての発言で、この時は価格に影響はほとんどありませんでした。

そして、2021年1月にイーロンマスク氏がドージコインに対する発言をすると、その後ドージコインの価格は大きく上昇。

2021年4月28日には「ドージファーザーSNL、5月8日」とツイートし、アメリカの人気番組サタデー・ナイト・ライブへの出演を発信した際に、ドージコインは1 日で約 31% の上昇を記録した。

実際に、5月8日にサタデー・ナイト・ライブに出演しドージコインに関してもインタビュアーからドージコインについて尋ねられ「それは通貨の未来だ。それは世界を引き継ぐことになる止められない金融手段です。」と答えている。

その後、「ドージコインは将来有望だが、投資には注意をしてください。」などの発言した後、2021年5月中旬をピークにドージコインは大きく下落した。

このように、イーロンマスク氏の行動、言動によってドージコインの価格は大きく影響を受けている。

ただのミームコインが暗号通貨業界で時価総額9位（2兆4,500億円）の人気を誇っているのは、イーロンマスク氏の影響に他ならないと言えます。

イーロンマスク氏訴えられる

イーロンマスク氏はその影響力の大きさから、ニューヨークの投資家たちから不正に市場を操作したと訴訟されてしまします。

ニューヨークの投資家たちは、イーロンマスク氏が「本来価値のないドージコインの価格を3万6000%上昇させ、その後意図的に下落をさせ自身は空売りで多額の利益を得た一方で、投資家に多額の損失をもたらしたポンジスキームである」と、総額2580億ドルの金銭的賠償を要求し、DOGE取引を米国におけるギャンブルと規定するよう裁判所に要求していました。

担当弁護士は「Xで発言など振り返っても不正があったといえる証拠はない。」と無罪を主張した。

その後も、イーロンマスク氏はドージコインに対する発言や投稿を変わらず行っています。

ドージコインとイーロンマスク氏の関わり

では、実際にドージコインとイーロンマスク氏はどのような関わりがあるのでしょう。

正確な関係性は明らかになっていませんが、イーロンマスク氏の数々の発言からドージコインに対してとても協力的な姿勢を持っていることは間違いありません。

そして、イーロンマスク氏は自らを「ドージファーザー」と呼び、ビットコインもドージコインも持っているが、ビットコインよりも利便性が良いと思っている。などの発言があったり、Xではdogedesinerと称するドージコインプロジェクト関係者と頻繁にやり取りをしています。

また、ドージコインプロジェクトチームとのミーティングを行ったりもしていたり、ドージコインプロジェクトとイーロンマスク氏は近しい存在であり、協力関係を築いていることは間違いありません。

それは、自らの利益、資金獲得目的だけでなく、革新的な暗号通貨の利便性や将来性を評価してのイーロンマスク氏の発言や言動だと私は考えます。

そして、実際にテスラ社の暗号通貨決済には、ビットコインではなくドージコインを採用しています。

ドージコインの今後の動向についても、イーロンマスク氏とどう関わっていくのかが、とても大きな要素となるでしょう。

ドージコインの将来性

暗号通貨市場の拡大

現在、暗号通貨の種類は2万種類以上の暗号通貨が存在しています。

暗号通貨は誰でも作れるということもあり、次々と新しい暗号通貨が生まれていますが、そのほとんどは誰にも知られていない、誰も持っていない暗号通貨です。

例えば、ある企業が暗号通貨決済や暗号通貨を利用したサービスを取り入れようとした場合、誰も持っていない暗号通貨を採用しようとは考えませんよね。

サービスを提供する企業は、できるだけたくさんの方に使ってもらいたいので、ビットコインやイーサリアムのような大勢の保有者がいる暗号通貨を取り入れることになります。

そのため、時価総額が多い暗号通貨は、暗号通貨の需要が高まった時には優先的に選ばれやすいとても優位なポジションにいるのです。機能面では他の暗号通貨に劣っていたとしてもです。

つまり、暗号通貨市場で9位の時価総額を誇るドージコインは、将来的に暗号通貨市場が拡大していくと共にドージコインの需要も高まっていく可能性は高いです。

イーロンマスク氏との関わり

繰り返しになりますが、ドージコインがミームコインでありながらここまで時価総額を伸ばしているポイントは、イーロンマスク氏の存在が大きいと言えます。

今後のドージコインの将来性として期待が高まっている一つが、「Xアプリでドージコインが使えるようになるか？」とドージコイン保持者は期待を抱いています。

Xアプリは全世界５億人以上の利用者がいるため、もしドージコインが使えるようなればその認知度も流通量も飛躍的に上昇することが予想されドージコインプロジェクト更なる支持を得ることになるでしょう。

しかし、イーロンマスク氏の自伝の中で「Xアプリの良い点はとてもスピーディなやりとりができること。それに対して、ドージコインのみならず暗号通貨は遅すぎる。相性はあまり良いとは言えない。」と言及しています。

「暗号通貨やドージコインについて将来的な普及は止められない。」とも発言しているイーロンマスク氏ですが、やはりそこは冷静に判断し見極めています。

イーロンマスク氏はテスラやスペースXなど様々な事業を展開しているので、今後それらの事業とドージコインがどのように関わっていくのかがドージコインの将来性の焦点になりそうです。

ドージコイン購入の方法

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